第 1 議案第138号 甲府市職員給与条例等の一部を改正する条例制定につ
いて
第 2 議案第139号 特別職の職員で常勤のものの期末手当に関する条例の
一部を改正する条例制定について
2: 午後 1時29分 開 議
◯輿石委員長 ただいまから
総務委員会を開きます。
先ほどの本会議において当
委員会に付託されました案件は、お手元に配付いたしました議題のとおりであります。
なお、本日の常任
委員会も新型コロナウイルス感染症に配慮した
委員会運営となります。御了承願います。
この際、
委員及び当局の皆様に申し上げます。
発言する際は、まず挙手の上「
委員長」と呼び、指名されてから起立の上、
発言されるようお願いいたします。
また、質疑及び答弁は簡潔・明瞭、重複を避け、効率的に審査等を行う中で、スムーズな
委員会運営に御協力をお願いいたします。
なお、当局職員におかれましては、必要最小限の人員とし、極力係長職の職員については自席へ戻るよう御指示願います。
それでは、これより審査を行います。
議案第138号 甲府市職員給与条例等の一部を改正する条例制定についてを議題といたします。
当局から提案理由の説明を求めます。
八巻
行政管理室長。
3: ◯八巻
行政管理室長 それでは、よろしくお願いいたします。
議案目録(その2)の109ページをお開きください。
議案第138号 甲府市職員給与条例等の一部を改正する条例制定について御説明申し上げます。
お手元に給与改定の概要と新旧対照表を御用意させていただきましたので、併せて御覧ください。
この条例改正につきましては、本年の国家公務員の給与に関する人事院勧告、並びに山梨県職員の給与等に関する県人事
委員会の勧告に鑑みまして、本市職員の給与につきましても、国・県の内容に準じた改定を行うこととしたものでございます。
お手元の給与改定の概要を御覧ください。
今回の職員の給与の改定内容につきまして御説明申し上げます。
1つ目の甲府市職員給与条例につきましては、一般職員及び特定幹部職員における本年12月期の期末手当の支給割合を0.05月分引き下げ、令和3年度以降は引き下げた0.05月分を6月期と12月期が均等となるよう、0.025月分ずつ再配分するものでございます。これにより、年間の期末・勤勉手当の支給月数は4.5月から4.45月となります。
本改定におきまして、今年度の影響額につきましては、一般会計におきまして、総額約2,300万円の減額となり、職員1人当たりの支給額は、平均約1万9,000円の減額となるものでございます。
2つ目の甲府市
一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例についてにつきましては、特定任期付職員における、本年12月期の期末手当の支給割合を0.05月分引き下げ、令和3年度以降は引き下げた0.05月分を6月期と12月期が均等となるよう、0.025月分ずつ再配分するものでございます。これにより、年間の期末手当の支給月数は3.4月から3.35月となります。
3つ目の甲府市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例についてにつきましては、会計年度任用職員の期末手当は、甲府市職員給与条例に準じた支給割合となりますが、本年12月期の期末手当について、甲府市職員給与条例の本改正に伴う規定を適用しないものとし、0.05月分の引下げについては、令和3年度以降適用するものであります。
以上が今回の給与改定の概要でございます。
次に、一部改正条例について御説明申し上げます。
議案目録(その2)の109ページを、また、併せて新旧対照表の1ページを御覧ください。
改正条例の第1条は、甲府市職員給与条例の一部を改正する規定であります。
先ほどの給与改定の概要で御説明申し上げたとおり、一般職員及び特定幹部職員の期末手当について、本年12月期の支給割合を0.05月分引き下げるものでございます。
次に、新旧対照表の2ページをお開きください。
改正条例の第2条は、改正条例第1条で引き下げました期末手当の支給割合を、令和3年度以降6月期と12月期が均等になるよう再配分する規定でございます。
次に、新旧対照表の3ページを御覧ください。
改正条例の第3条は、甲府市
一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する規定でございます。
先ほどの給与改定の概要で御説明申し上げたとおり、特定任期付職員の期末手当について、本年12月期の支給割合を0.05月分引き下げるものでございます。
次に、新旧対照表の4ページをお開きください。
改正条例の第4条は、改正条例第3条で引き下げました期末手当の支給割合を、令和3年度以降6月期と12月期が均等になるよう再配分する規定でございます。
次に、議案目録(その2)の109ページから110ページにわたり、また、新旧対照表の5ページを御覧ください。
改正条例の第5条は、甲府市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する規定でございます。
先ほどの給与改定の概要で御説明申し上げましたとおり、会計年度任用職員の令和2年12月に支給する期末手当について、甲府市職員給与条例の本改正に伴う規定を適用しない特例措置の附則を設けるものであります。
最後に、議案目録(その2)の110ページの附則でございますが、この条例の施行日を令和2年12月1日と定めるものであります。
ただし、第2条及び第4条の規定は令和3年4月1日から施行するものであります。
以上で説明を終わります。御審査のほどよろしくお願いいたします。
4:
◯輿石委員長 以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
山田(厚)
委員。
5:
◯山田(厚)
委員 まず、一般職員の方々の人数を教えてくれますか。それから任期付職員の人数を教えていただきたい。
6:
◯輿石委員長 雨宮職員課長。
7:
◯雨宮職員課長 まず、今回減額の対象となる職員の人数は、一般会計ベースで1,041人でございます。任期付職員につきましては、合計で38人でございます。
以上です。
8:
◯輿石委員長 山田(厚)
委員。
9:
◯山田(厚)
委員 会計年度任用職員の人数と、特に任期付職員38人の1人当たりの影響額、それと全体の金額。それから会計年度任用職員に関しては、今年度は影響ないものの令和3年度から影響があるわけですから、この1人当たりの金額と全体額をお教えください。
10:
◯輿石委員長 雨宮職員課長。
11:
◯雨宮職員課長 まず、現在、職員課で集中執行している会計年度任用職員の人数になりますけれども、489人を対象としておりまして、こちらを減額した場合、約350万円減額になると見込んでおります。また、これを1人当たりの影響額といたしますと、年間平均約6,000円の減額になると、そのような試算をしたところでございます。任期付職員の金額については、今手元に資料を持っていないので少しお時間をいただければと思います。
12:
◯輿石委員長 山田(厚)
委員。
13:
◯山田(厚)
委員 任期付職員の方々の全体影響額と1人当たりの金額はぜひ今日の当
委員会の間に教えていただきたいと思います。
ところで、昨年度中核市に移行されて2,000項目以上もの事務が増えた、そういう中で職員の皆さんの健康状態が極めて悪くなった。つまり、過重な労働というものが影響してきたのではないかと思うところです。その中で大変残念ながら痛ましいことに2名の自殺者を含め、合計3名の現職死亡者がいたということ。このことは、私も令和2年9月定例会本会議でもしっかり受け止めなければいけないとお願いをしたところです。しかしながら、今後も中核市としては続くわけですけれども、新型コロナウイルス感染症災害でまたまた大変な繁忙状態になった。お聞きしたところによるとすでに死亡退職の方が2名、これは今までにない数字が年度途中でも出ているということで、やはり過重な労働があるということですから、それについては人手、それから待遇の改善が問われていると思うわけです。この待遇の改善をどのようにされていくのかということが重要な時にどうなんでしょうか。0.05か月、1人当たり約1万9,000円を削減するというのはいかがなものかと私は思うわけです。ですから特別職の職員はいいとしても、
一般職の職員の方々を今励まさなければいけないときに、減額するというのはいかがなものかなと。結局、この根拠というのは国の人事院勧告と山梨県人事
委員会の勧告と、そういうことだけなのか教えください。
14:
◯輿石委員長 雨宮職員課長。
15:
◯雨宮職員課長 今回の減額に関しましては、山田(厚)
委員おっしゃるように国の人事院勧告、また山梨県人事
委員会の勧告、そういったものも当然参考にさせていただきながらというところはございます。また、私どものほうでは近隣他市の状況なども確認をさせていただく中で、甲府圏域においてもかなり厳しい経済情勢になっているというようなところを捉え、総合的に勘案させていただきまして、今回本市におきましても期末手当を0.05月分引き下げる判断をさせていただいたところでございます。
以上です。
16:
◯輿石委員長 山田(厚)
委員。
17:
◯山田(厚)
委員 中核市としては日本一少ない人口で頑張って中核市になったわけですから、令和2年度中くらいは減額を延伸させてもよかったのではないかというのが私の考えです。令和3年度は改めて考えるにしても、ここにきて、職員の皆様方を激励するという意味の期末手当というもので、それを残念ながらカットするというのはいかにも過酷ではないかと。先ほど、死亡退職者数を指摘させていただきましたけれど、病気休職者の数を見ても、昨年度はかなり忙しい時ですけれど29人で、平成30年度が25人、平成29年度が19人で、今年度が年度途中の11月でお聞きしたところ30人を超えている。この傾向がずっと続くということだったら大変な職場になってしまうんじゃないかな。その意味でぜひ、給与もそうですが、改善をするということが必要なのに、これはいかにも残念です。さらに、これに附帯してお聞きしたいけれど、職員の皆さんを励ます意味で何らかの対応をされておられるんでしょうか、その対応があったらお聞かせください。
18:
◯輿石委員長 山田(厚)
委員に申し上げます。ただいまの質問は議案の質疑の範囲外となりますので、質問内容を変更してください。
山田(厚)
委員。
19:
◯山田(厚)
委員 はい。それは所管事項調査でお伺いするとして、ぜひこの0.05か月分の引下げがずっと続くわけですよね、条例ですから。来年度は按分されるとしてもいかにも残念で、私はこれについては不同意ということでお願いしたいと思います。反対です。
20:
◯輿石委員長 雨宮職員課長。
21:
◯雨宮職員課長 すみません、先ほど答弁できなかったところですけれども、任期付職員の影響額につきましては、先ほど申し上げました任期付職員38名に対して、年間で40万円程度になります。1人当たり約1万500円の減額となります。
以上でございます。
22:
◯輿石委員長 山田(厚)
委員、よろしいでしょうか。
23:
◯山田(厚)
委員 はい。
24:
◯輿石委員長 そのほか質疑はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
25:
◯輿石委員長 以上をもって質疑を終結いたします。
これより本案を採決いたします。
これより本案を起立により採決いたします。
本案は、当局原案のとおり可決することに、賛成の
委員の起立を求めます。
(賛成者起立)
26:
◯輿石委員長 起立多数であります。
よって、本案は当局原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第139号 特別職の職員で常勤のものの期末手当に関する条例の一部を改正する条例制定についてを議題といたします。
当局から提案理由の説明を求めます。
八巻
行政管理室長。
27: ◯八巻
行政管理室長 よろしくお願いいたします。
それでは、議案目録(その2)の111ページをお開きください。
議案第139号 特別職の職員で常勤のものの期末手当に関する条例の一部を改正する条例制定について御説明申し上げます。
また、お手元に新旧対照表を御用意いたしましたので、併せて御覧ください。
この改正条例は、特別職の国家公務員及び本市
一般職の職員の給与改定等に鑑みまして、本市特別職に支給されております期末手当の年間支給割合を現在の4.45月から4.4月に、0.05月分引き下げるものでございます。
新旧対照表の1ページ、改正条例第1条は、本年12月の期末手当の支給割合を現行の2.225月から2.175月に、0.05月分引き下げるものでございます。
次に、新旧対照表の2ページ、改正条例第2条は、令和3年度以降の期末手当の支給割合を改正するもので、第1条で引き下げた期末手当を6月期と12月期が均等になるように配分し、それぞれの支給割合を2.2月とするものでございます。
最後に、議案目録(その2)の111ページの附則でございますが、この条例中、第1条の施行日を令和2年12月1日に、第2条の施行日を令和3年4月1日からと定めるものであります。
以上で、説明を終わります。御審査のほどよろしくお願い申し上げます。
28:
◯輿石委員長 以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
山田(厚)
委員。
29:
◯山田(厚)
委員 同じような質問をさせていただきますけれど、特別職の職員の数と1人当たり、それから全体の影響額を教えてください。
30:
◯輿石委員長 雨宮職員課長。
31:
◯雨宮職員課長 まず、特別職は市長はじめ副市長2名、教育長、代表監査
委員の5名になります。それぞれ給与の額が違いますので一人一人というところではなく、全体の減額ですと5名で26万400円となります。ですので、1人当たり5万2,080円の減額措置になります。
以上です。
32:
◯輿石委員長 山田(厚)
委員。
33:
◯山田(厚)
委員 一般職の職員と違って、減額が1人当たり5万2,080円ということですが、特別職の職員についてはやむを得ないと思います。これについては賛成させていただきたいと思います。ただ、この減額の金額ですが特別職の職員が26万400円、
一般職の職員が約2,300万円で、このお金っていうのは福利厚生に回されるっていうことじゃないんですよね。その辺どうなんですか、何か特別に、例えば新型コロナウイルス感染症に対する防疫などの作業手当に充てますとか、そういうことじゃないんですよね。
34:
◯輿石委員長 雨宮職員課長。
35:
◯雨宮職員課長 今回提案させていただいている条例の改正案につきましては、御審査をいただきまして承認を得られた場合になりますけれども、後日改めて減額の補正予算の提案をさせていただければと考えておりまして、その使い道につきましては現状決まっていないという状況でございます。
以上です。
36:
◯輿石委員長 山田(厚)
委員。
37:
◯山田(厚)
委員 最後に要望ですが、中核市に移行して、新型コロナウイルス感染対策の最前線で頑張っている公的労働をされている方々ですから、ぜひそういう意味での待遇改善に向けていただければありがたいと思います。
以上です。
38:
◯輿石委員長 そのほか質疑はございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
39:
◯輿石委員長 以上をもって質疑を終結いたします。
これより本案を採決いたします。
本案は、当局原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
40:
◯輿石委員長 御異議なしと認めます。
よって、本案は当局原案のとおり可決することに決しました。
以上で、当
委員会に付託されました議案の審査を終結いたします。
なお、
委員長報告につきましては、正副
委員長に御一任願いたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
41:
◯輿石委員長 御異議ありませんのでそのようにさせていただきます。
御協議を願う事項は以上でございます。
それでは、以上をもちまして
総務委員会を散会いたします。
午後 1時51分 散 会
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